
EMPLOYMENT
職種紹介-each department-
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01
introduction
製品設計職
プレス製品の製造は、まず営業がお客様に必要な強度、重量などの要件や、コスト、納期などをヒアリングするところから始まります。
その情報をもとに、期待を超えた製品をデザインするのが製品設計の仕事です。複雑な形状であればあるほど一筋縄ではいかないため、いかに培ってきた技術を活かし、お客様に提案していけるかが重要となってきます。
3D-CADを使用して設計を進めていくのですが、設計が終了して次の工程に進んだら終了ということではなく、試作段階で図面通りに成型されない等、色々な問題や課題が発見されることもあります。その際には、色々な部署と協働して原因を究明し、そのフィードバックを基に再度設計をし直すこととなります。
材料技術の発展や車両性能の向上により、部品メーカーに求められる技術力も高くなってきていますが、そこに応え、クリアしていくことが、難しくもあり達成感に繋がります。 -
02
introduction
金型設計職
東プレの主力製品である骨格部品は、金型を取り付けたプレス機で、鉄板をプレス加工し生産しています。その生産に必要な金型を作っているのがこの職種です。
まず初めに、生産工程の計画立てを行います。そもそもプレス加工にはいくつかの段階があり、いくつかの工程を経て1つの製品が完成します。一度のプレスで製品ができることはなく、おおおよそ3回から4回のプレスを経ることが多いです。その工程のうち、どの段階で鉄板に穴を開けるのか、せん断をするのか、はたまた曲げ加工を行うのかといった工程を検討します。
その工程で成形性が確認できたら、それら金型の図面や金型作成用のデータ等、実際に金型を制作するために必要なデータを作成し、シミュレーションを行います。図面上では問題なかったはずが、実際に金型を制作してみると思った通りの成形ができない、ということも起こる為、その際はフィードバックを反映しシミュレーション、再度加工を行います。できるまで何度も繰り返し玉成を行う必要があり、根気が必要になりますが、長期的に安定した品質の製品を出すために大切な職種です。 -
03
introduction
プレス生産技術職
まず初めに、製品の形状を基にして、どのような工程で製品を生産すべきかを検討し仕様書を作成します。生産条件が固まったら、信頼のできる金型メーカーに金型の発注を行います。金型の完成の連絡があったら、金型メーカーに赴き現地でプレス機を使用し試し打ちを行い、しわや亀裂、成形性など量産を前提とした製品の品質を確認します。品質が確認できたら、相模原事業所に金型を持ち帰ります。
そして、相模原事業所のプレス機に入れて再度確認を行います。ここでは、品質の確認だけでなく、長期的な生産に耐えうるか、生産効率はどうかなど、実生産を想定した調整を行います。プレス機によってそれぞれ微妙な違いがあるため、トライアルやフィードバックを繰り返しながら金型の玉成を行います。全ての基準がクリアになったら、金型を使用する各拠点に移管してようやく一連の業務が終了します。金型設計や製品設計等の技術部隊はもちろん、金型を作っている工機部や、日々ラインで生産をしている製造など、現場の方との関わりが多く、円滑なコミュニケーションが欠かせません。その分、最適な生産方式が軌道に乗った際、生産現場からの厚い信頼を感じることができる職種です。 -
04
introduction
溶接生産技術職
お客様から受注した製品を製造する為に必要な設備のうち、主に溶設関連設備の準備を行う職種です。
例を挙げると、溶接ロボットの性能検査やティーチング、溶接治具(溶接を行う際に製品を固定し、溶接工具の制御や案内をする装置)の仕様確定や発注、また納品された後にその治具を使用し製品をテスト生産し、製品の品質がお客様の求めるものかどうかの確認も行います。溶接が必要な製品を生産する際、作業者の方の安全性はもちろん、コストや品質、納期など様々な要素を考慮しながら、溶接設備を準備していきます。
たとえば、コストに関しては、作業に必要な設備や溶接回数だけでなく、作業者が溶接作業を行う際に発生する不必要な動き、これもコストと捉えて、その最小化を行います。
上流工程で言うと営業や設計、下流でいうと生産現場や品質管理など、非常に関わる部署が多く、緻密な連携、情報共有が不可欠となります。営業・設計部隊と現場の生産部隊の橋渡しを行う役割を担う、重要な職種です。 -
05
introduction
営業職
東プレの技術力を通して、お客様である完成車メーカーの目標設定・課題解決を提案し、お客様に製品というソリューションを届ける仕事です。お客様の要望をくみ取るだけでなく、よりよい製品のためにこちらからお客様に提案も行い、仕事を受注します。既存の製品を売るわけではなく、車種や部品ごとのオーダーメイドであるため、お客様の課題や要望も製品によって全く異なります。
受注した後も、設計や生産技術、生産管理など様々な部署と連携し、試作品作成や納期調整、生産ライン確保など様々なタスクをクリアし、製品の生産までこぎつけます。客先からの設計変更など、突発的な仕様変更なども起こるため、速やかな確認・情報展開が欠かせません。
また、要望や課題を客先にヒアリングし受注してから納品までは年単位の期間がかかります。会社の未来の利益を確保する、非常に責任の大きな仕事ですが、その分仕事を完遂した時の達成感もそれだけ大きなものになります。
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06
introduction
生産準備推進職
新車種の立上げによる生産ライン新設や現存車種のモデルチェンジの際、ライン構築の計画を維持管理するのが生産準備推進職の仕事です。最初にお客様である完成車メーカーからの受注を受けて、生産準備推進の仕事がスタートします。お客様の求める品質を満たした製品が効率よく量産できるよう、ベストな生産方法を設計していきます。
また製品開発期間中は、お客様のもとで試作品を組み立て品質や車両の強度確認などを行うこともあります。そこをクリアすれば、量産に向けて設備手配となるのですが、ただ単にお客様の要望を設備メーカーに届ける、だけ、というわけではなく、製品の進捗状況により緻密な計画立てが必要になります。
このように、日程・工程管理だけでなく、部材調達の計画、試作品の調達や納入など、携わる仕事の範囲は多岐に渡ります。生産工程全てを最適化し、滞りのない量産に結びつけるための重要な仕事を担っています。